農業に使おう!防除に良い。土にも良い。納豆菌液の作り方

納豆菌液が効果があるよ!って聞いていても作り方もイマイチ分からない

って思っているあなたに是非作って使って貰いたいです。

このページでは納豆菌液を普段作っている方法を紹介します。

春先から定期的に作って散布しておけば確実に効果が出ます。お試しあれ!



こんにちは!フルーツ童夢農園主の山田です。

ビニールハウス内だから雨にもあたらず病気あんまりでないけど

ブドウにいざウドンコ病出たらヤだし!

無駄に農薬使いたくないし!

がきっかけで始めた納豆菌液作り。

私も教えて貰って以降

知ったからには作らないのは勿体ないよね

ってことで、果物が活動し出す春先、収穫後を中心に毎年ガンガン作って散布しまくっています。

作るのはさほど難しくはないので是非作ってみて下さい。



フルーツ童夢式 納豆菌液作り方

①市販の納豆を3種類用意する ※1種類だと効果が弱い場合に菌には勝てないので ②ミキサーでドロドロに混ぜたものを作る水の量に対して0.1%入れる (三角コーナーに使うメッシュに入れると良いです) ③水の用意 1日汲み置きした水、カルキ除去した水など使用する(せっかくの菌が死んじゃうよ) ④糖を入れる 黒糖、きび砂糖がベスト! (水の量に対して1~3%入れる) ※お湯で溶かした後タンクの水温を調整 三温糖の方が安いけど増え方が全然違いますよ(^^♪ ⑤30度の温度、エアーを入れる ※熱帯魚用のヒーター(サーモスタット)、エアーポンプを使えば調整しやすいです。(エアーは少なめで大丈夫) 納豆菌は好気性の菌なのでエアーを入れて曝気しないと増えて行かないので多めに作る場合は必ずエアレーションをしましょう。 ◎夏はヒーター無しでも可 1~2日程度で完成、ヒーター使用で18時間程度で完成。 ポイント 完成のタイミングはph5~5.5になったらOK リトマス紙で計測出来ます。

使い方

■防除 基本的には病害が発生した後に処置する方法として利用するより 事前に農産物の栽培環境を他の細菌などが増えない状況にする方が良いです。 ■散布方法 野菜等は直接散布でも問題有りませんが、果樹は樹木に付着する細菌類が問題になりやすいので どちらにしても土壌散布が効果があります。 特にアミノ酸系の有機肥料を使用している方は肥料が雑菌のエサにならないように 必ず肥料を撒く前に有用菌を散布して下さい。 散布は土中に菌が入り易くなる雨前、雨中が良いです。 晴天時の散布は蒸発し、直射日光で菌が死滅してしまうので避けてください。 早朝、夕方の散布にしましょう。 当園では自家製堆肥を作っているので発酵資材として堆肥作りにも散布利用しています。

まとめ

菌液作りは難しく感じますが意外と手軽に出来ます。 市販やネットでも納豆菌液は販売していますが結構高いですし、効果的な商品かどうかは使わないと分かりません。 農薬にしても値段の割に決して確実に害菌を殺す訳ではないので 納豆菌液を作って散布を繰り返すのがベストですね。 実際色々な納豆を使って試してみました どこのメーカーとは言えませんが弱いヤツは製造中に青カビが発生したことも・・・。 スーパーで手に入れやすい種類では「おかめ納豆」は良いです。オススメ! ワラに入った納豆。最強です。高いですが。 カビ類に効果があっても細菌を倒してくれる訳じゃないので、細菌が繁殖し辛い環境を作ることを考えて栽培環境を良くしましょう! 「腸内環境に納豆が良いから」って食べるように 土壌も胃腸もどちら共一緒です。 楽しんで農業をしましょう!